基本還元率2%につられて『みずほ楽天カード』を作り、みずほ銀行の口座も開設した。
みずほマイレージの特典で、コンビニATM手数料が無料だと思って入金したら、110円の手数料が取られた。
これは、私の調査不足が原因だ。
たった110円。でも、妙に悔しく感じた。
思い込みの罠
みずほ銀行では、”みずほマイレージクラブ”というものに入会して条件を満たすと、「嬉しい特典」が利用できる。
その「嬉しい特典」の1つに、イーネットマークのあるコンビニATMの手数料が無料になるというものがある。
それを知った私は、「じゃあ、コンビニATMで入金しよう」と思った。
「ところで、イーネットってなんだ?」
そう思って調べると、どうやら、イーネットのATMはファミリーマートに設置されているらしい。
この時点で、私は、”ファミリーマートで入金すれば、手数料が無料”と思い込んでしまった。
そして、いざ入金してみると手数料が発生した。
理由は、ものすごく単純。
私が行ったファミリーマートに設置されていたのはイーネットのATMではなく、ゆうちょ銀行のATMだったからだ。
完全に凡ミスだ。
ちゃんと再確認すればよかった…としばらく落ち込んだ。
110円のことなのに。
損失回避性という心理
私が感じたこの感情は「損失回避性」で説明できそうだ。
損失回避性とは、行動経済学における中心的な概念の一つで、人が利益より損失を重く感じる心理のことだ。
これは、人類の進化の過程で自然に形成された、”危険から身を守るための防御メカニズム”だという説があるらしい。
昔の人類は、今のように安定した社会で暮らしていたわけではない。
食べ物はいつ手に入るかわからず、ちょっとした判断ミスが命取りになることもあった。
そのため、損失に敏感に反応し、それを避けようとしてきた。
そうするほうが、生き残れる可能性が高まるからだ。
その、人間の脳に刻み込まれた根源的なメカニズムが引き継がれているのだ。
つまり、人間は、損に敏感になるようにできているのだ。
だから、小さな損失額でも、そのガッカリ感は、数字よりもずっと大きく感じられるのだ。
まとめ
損失回避性は、人間の脳に刻まれた根源的なメカニズムだ。
脳がそう感じるようにできているのだ。
だから、ちょっとした損に対して過剰に反応してしまうのは、ある意味で“正常”なのだ。
むしろ、そう感じるからこそ、私たちは同じミスを繰り返さないように学習できる。
それを知っていると、少しだけ気持ちが楽になる気がする。
「やってしまった…」 と必要以上に落ち込む必要はない。
これは、脳が出している“次は気をつけよう”のサイン だ。
損は、ただの損ではなく、自分の行動や考え方をアップデートするきっかけになる。
そう思うと、今回の110円は「思い込みに注意!」と教えてくれた授業料だったのかもしれない。
それを考えると、コスパ的には案外悪くなかったのかもしれない。

